【出産直後に挑んだ資格取得】愛玩動物飼養管理士2級合格までの道のり
はじめに
第一子を出産してから、ちょうど1か月後。私は少し余裕をもって、でも確信を持って、資格試験を設定しました。取得を目指したのは、愛玩動物(ペット)に関わる知識を体系的に身につけることができる「愛玩動物飼養管理士2級」。
妊娠中からのオンライン授業、そして産後の授乳・育児の合間にイヤホンで YouTube 動画を流しての勉強。慣れない育児と並行しながら、なぜこのタイミングでこの資格を取ろうと思ったのか、その背景と勉強法、そして合格の喜びを綴ります。
愛玩動物飼養管理士2級とは?

「愛玩動物飼養管理士」とは、公益社団法人日本愛玩動物協会が認定する通信教育講座で、動物の正しい飼養管理や動物愛護に関する知識を学ぶ資格です。
※引用元:公益社団法人 日本愛玩動物協会 公式サイト
ペット業界や動物保護活動で役立つ知識を体系的に学べ、2級は『家庭での飼育・管理』『動物福祉・法令』『生態・行動学』など幅広い内容を扱います。

通信講座なので自分のペースで学習でき、育児中や仕事をしている人でも取り組みやすいのが特徴です。
- 主催:公益社団法人 日本愛玩動物協会
- 受講方法:通信教育(テキスト+オンラインスクーリング)
- 標準受講期間:6か月以上
- 受講料(2級):32,000円(税込・教材・スクーリング・受験料込)
- 合格後の登録料:8,000円(税込)
- 試験日:年2回(例:11月第4日曜・2月第4日曜)
- 資格の有効期限:なし(更新不要)
なぜこの試験を受けたのか
まず、私がこの「愛玩動物飼養管理士2級」を受験しようと思ったきっかけを整理します。
1.離島での地域猫活動がきっかけ

私は離島で暮らしており、地域の猫の TNR 活動(繁殖抑制のための捕獲・避妊去勢・返還)を1年ほど前から関わってきました。動物病院もなく、本土からフェリーで5時間という環境下で、島内で適切な医療を提供することが難しいという実情がありました。
その中で、本土の協力病院とスケジュールを組み、NPOへ「さくら猫チケット申請」をして、この月は何匹を捕獲して送る、という活動を繰り返し、合計で約90匹弱の地域猫を TNR できました。残念ながらすべてではありませんが、把握できている範囲では、どうしても捕まらないオスが1~2匹程度残ったのみでした。
こうした活動経験から、「もっと動物(特に猫)について体系的な知識を持ちたい」「自分が住む地域でより良く動物と関わるための資格があったら」という思いが芽生えました。
2.地元の保護施設に関連した求人要件としての資格
また、私の地元・香川県に「しっぽの森」という保護施設があり、その求人要件として「愛玩動物飼養管理士2級」が含まれているのを見たことがきっかけになりました。もちろん私は地元に戻る予定ではありませんが、「この資格が求められる」という具体的な“指標”があることで、モチベーションが上がりました。姉も猫の保護活動をしており、一緒に受験する約束をしていたことも背中を押しました。
3.離島で資格試験を受けるのが難しい環境だからこそ“今”がチャンス
離島という環境下では、試験会場やアクセス、時間の確保が難しいこともあります。ちょうど出産のために里帰りしていたタイミングで、申込・受験日が合ったのも「この機会に取りたい」と思った理由でした。育児と並行する中で、「“今”受けよう」と決めたのです。
勉強スタイルと出産直後のリアル
ここからは、私がどのように勉強を進めたか、出産直後の状況とともに振り返ります。
出産後、産後1か月での挑戦
出産直後だった私は、「産後1か月なら出かけられるし大丈夫だろう」と少し余裕を想像していました。しかし、実際には以下のような現実がありました。
- 頻回授乳+寝かしつけ+片手での抱っこ。時間は細切れになりがちで、長時間集中勉強というのは難しい状況でした。
- それでもイヤホンをして、授乳時にYouTubeの問題動画を“かけ流し”にするスタイルを採用。背景学習という形で耳から知識を入れ続けました。
- ただ、正直なところ「私はなぜこんな時期に試験を入れたのか…」と後悔の気持ちも湧きました。体力・気力ともに新生児期は予想以上に大変で、思うように学習ペースを上げられなかったからです。
- しかし、すでに受講料も支払っており、姉と一緒に受験する約束もしていたため、「やるしかない」という覚悟で進みました。
勉強期間・工夫ポイント
通常公式では「受講期間 約6か月以上」とされていますが、私の場合はダラダラと3か月ほどでした。妊娠末期~産後1か月で受験という流れです。
- 問題集を繰り返し解き、「なぜこの選択肢が正しいのか/誤っているのか」を意識。
- 授乳時間・寝かしつけ時間にイヤホンで“流し学習”することで、短時間でも知識を定着。
- テキスト・スマホ・イヤホンを駆使し、「どこでも学べる」環境をつくりました。
試験と合格、そしてその先

- 試験日は年に2回あり、11月第4日曜日・2月第4日曜日が目安です。
- 産後ちょうど1ヶ月で、母に長女を預けて出産後はじめての外出になりました。姉との受験だったので、試験後びっくりドンキーでランチをして、試験からも解放されて良い気分転換になったのを覚えています。
- 私も姉も無事に合格。産後1か月という少し過酷とも言える時期でしたが、二人で励ましあってやりきれたことがとても嬉しいです。
- この資格には更新制度がなく、一度認定されれば有効期限はありません。
振り返り&今後に活かすために
- 出産・育児中でも「学びたい」というモチベーションと、「このタイミングならでは」のチャンス(里帰り期間、受験可能時期)を活かして前に進めることを実感しました。
- ただし、身体的・精神的に余裕があるときとはやはり違うので、無理せず“できる範囲で続ける”というスタンスが重要だと感じました。
- 離島での地域猫活動や動物保護活動ともつながる資格であり、「地域に還元できる知識」として今後も活かしていきたいと思います。
おわりに

出産直後というタイミングに、資格取得に挑んだ経験は、自分自身にとっても特別なものになりました。
育児の合間の「耳学習」や、姉との受験約束、離島での地域活動という背景があったからこそ、「ただの資格取得」ではなく“自分のストーリーとしての資格取得”になったと思います。
もし、これから同じように育児中・出産直後・地域での活動をしながら資格を取ろうか迷っている方がいらっしゃったら、この経験が少しでも「私にもできるかも」と思ってもらえるきっかけになれば嬉しいです。


