【実体験】親の老後と住宅ローン問題に直面して気づいた、お金と人生の現実
※この記事は「家を買うべき/買わないべき」を断定するものではありません。あくまで、ひとつの人生の実例として書いています。
実家は「安心の場所」ではなかった
私の実家は、築30年越えの一戸建てです。
父は自営業で、家を建てた当初は仕事も順調でした。
でも建てたあとに収入が激減し、住宅ローンの支払いが一気に重くのしかかるようになりました。
母はパートを掛け持ちし、家計はいつもギリギリ。
私は小学生から高校生まで、「今月は大丈夫だろうか」という空気の中で育ちました。
住宅ローンは、我が家にとって
- 安心の象徴ではなく
- いつも頭の片隅にある不安
でした。
進学という選択肢がなかったこと
お金がないことは、日常に静かに影響します。
我が家では
- 大学進学は現実的ではなく
- 私は高校卒業後すぐに就職しました
特別に不満があったわけではありません。「そういうものだ」と思っていました。
でも今振り返ると、住宅ローンが家族の選択肢を狭めていたのは事実だと思います。
父の死と、突然消えたローン
父は60歳で病気で亡くなりました。
そのとき、住宅ローンは団信で完済されました。
生活は一気に楽になりました。皮肉ですが、家計が一番安定したのは、ローンがなくなったあとでした。
この経験が、私の中に強く残っています。
家を買うのが「怖い」理由
大人になっても、私はずっと
家を買うのが怖い
と感じてきました。
それは
- 借金が嫌いだからでも
- 貯金が苦手だからでもなく
家が人生を縛る瞬間を、子どもの頃に見てきたからです。
身軽でいたから、人生は広がった
独身時代、私は
- 北海道へ移住し
- 鹿児島へ移住し
- 今は離島で暮らしています
もし若い頃に住宅ローンを抱えていたら、この選択はできなかったと思います。

低家賃で、身軽でいることは、私にとって「逃げ」ではなく
選択肢を持ち続けるための戦略でした。
それでも「実家」があることのありがたさ
現在、私は第二子出産のため里帰りしています。

実家は
- 母と
- 猫3匹が暮らす家
正直、広くて物も多く、木造住宅の寒さから住みやすいとは言えません。
それでも
- 帰れる場所があること
- 産前産後に頼れる場所があること
この価値は、年齢を重ねるほど大きくなっています。
家を「買わない」から「整える」へ
姉が家を建て、将来この実家はいずれ空く予定です。
だから最近は
- 新しく家を買う
ではなく
- 実家をリフォームして住む
という選択肢が現実的になってきました。
土地もあり、ローンもない家なら、人生を圧迫しない住まいにできるかもしれない。
そう思えるようになりました。
親の老後と、自分の人生の間で
母は現在
- 年金 月6万円
- パート 月8万円
で生活しています。
貯蓄はほとんどできず、固定資産税などの出費で切り崩すこともあります。
私もFPの勉強をきっかけに第一子の里帰り出産中(2年前)に母の収支を確認し、
- 不要な保険の解約
- 通信費の見直し
- サブスク整理
を行いました。
それでも、急激な節約は、生活の質と心を削ります。
だから今は
- 母には元気でいてもらうこと
- 私は働ける準備をすること
を優先しています。

家を持つ・持たないに正解はない
この経験を通して、私は思います。
- 家を買う人生も
- 買わない人生も
- 実家を整えて住む人生も
どれも正解です。
大切なのは
その家が、人生を支えているか それとも、縛っているか
同じように悩んでいる人へ
もしあなたが
- 親の住宅ローンで苦しんだ記憶がある
- 家を買うのが怖いと感じている
- 老後と住まいをどうするか迷っている
なら、その感覚は間違っていません。
それは ちゃんと現実を見てきた証拠です。
まとめ
私は今は離島の村営住宅に住んでおり、家を持っていません。
でも
- 帰れる場所があり
- 身軽で
- 選択肢を残したまま生きています。
家はゴールではなく、人生をどう生きたいかの結果。
この記事が、同じ場所で立ち止まっている誰かの考える材料になればうれしいです。


