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【育児本レビュー】子どもの肌の一生を決める 0歳からのスキンケア

mimi
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当記事は友利新著『子どもの肌の一生を決める0歳からのスキンケア』の書評です。

子どもの肌の一生を決める」なんともドキッとするフレーズ。

著者は皮膚科・内科医であり2歳差の2児の母です。これからお子さんの出産を控えるママパパたちの悩みに寄り添う教科書となるような1冊でした。

初めての育児でバタバタな毎日が始まる前に是非手に取って、子どものスキンケアの重要性を知ってほしいと思います。

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どんな本か

一言でまとめると、お子さんが産まれる前に必ず目を通しておいた方がよい赤ちゃんのスキンケアの教科書です!

第1〜5章で構成されています。ざっくり内容について説明します。

第1章 デリケートな赤ちゃん&子どもの肌

第一章では赤ちゃん&子どもの肌の生理について述べられています。

赤ちゃんや子どもの皮膚は大人と比べてとても薄く、トラブルを起こしやすい状態にあります。皮膚のバリア機能が未成熟な赤ちゃんだからこそ、生まれてすぐのスキンケアで、その機能をしっかり補ってあげる必要があります。

友利新|子どもの肌の一生を決める0歳からのスキンケア

第2章 0歳からのスキンケアがもたらす“健肌力”

第2章ではスキンケアの実際の方法やポイントについて解説されています。

スキンケアのポイントは「洗う」「保湿」の2ステップが重要。

第3章 赤ちゃんと子どもの肌荒れトラブル

第3章では汗疹、乳児脂漏性湿疹、とびひ、おむつかぶれ、虫さされ、カンジタ菌、ハウスダストアレルギー、蕁麻疹、日光皮膚炎、アトピー性皮膚炎など困った時に知りたい皮膚の疾患について解説されています。

第4章 赤ちゃん&子ども肌のSOS注意報!誤解だらけのQ&A

Q&A方式でママパパのさまざまなスキンケアの悩みが解説されています。

第5章 毎日が発見!母になって想うこと

著者がわが子に安心して使えるスキンケア商品を作るまでのストーリーと母としての想いが述べられています。

読むまで知らなかったのですが著者の友利新先生は「メディスキンベビー」というベビー用スキンケア製品を作られたそうです。

なぜこの本を選んだのか

子どもの肌の一生を決める0歳からのスキンケア

一番惹かれたところは、タイトルです!

私は2023年10月に第一子を出産し1歳を迎えました。

看護師として産婦人科で働いていたこともあり、新生児からの保湿がアレルギーや肌トラブルの予防に大切なことは勉強会などで知ってはいました。

0歳児育児にあたり、肌のケアだけはお金と時間をかけて行うと決めていました。

私はよく産婦人科やたまひよなどでもオススメされているママ&キッズベビーシリーズのローション、クリーム、頭皮用・全身用シャンプーなどのセットを購入し、新生児期から「実母や姉にそんなにマメに保湿するの?」と言われるくらい保湿していました。

もちろんそこまで保湿しても多少の乳児湿疹やオムツかぶれは出たことはありますが、数日ですぐに治る程度のトラブルしか1歳までありませんでした。

食物アレルギーについても、離乳食開始時から今でもワセリンでの保護を必ず徹底し、食後にも拭き取りと保湿を行なっていおり、今のところアレルギーはありません。

この1年間スキンケアに重点をおいて育児した自分を褒めてあげたい(笑)

赤ちゃんの保湿は時間もお金もかかりますが、結果的に赤ちゃんのアレルギー疾患の可能性が低くなったり、トラブルが予防できることで病院に行く時間なども削減されます。まわりのママたちをみていると「そこまでやっていられない」といった声をよく聞きますし、お肌が乾燥している赤ちゃんもまだまだ多いように思います。

本当にもったいない。。。

もっと知識として赤ちゃんの皮膚の生理やスキンケアの重要性を理解し、他のママパパにスキンケアの重要性を正しく伝えれるようになりたいと思い、この本を手に取りました。

本のポイント

赤ちゃんの肌の特徴

  • 皮膚は大人の1/2~1/3の薄さ
  • 頬、おなか、手足は皮脂分泌量がほとんどなし
  • 大人と同じ数の汗腺があるからとにかく汗っかき

出産後、1週間以内にスキンケアを始める

2014年に国立成育医療研究センターが「生後1週間以内の新生児の全身に保湿剤を塗ることで、肌トラブルのリスクが3割以上低下した」という研究結果を発表した。

大人と同じように肌に厚みができるのは2歳から

この時期までしっかりと予防スキンケアをすることで、皮膚のバリア機能が未熟な時も皮膚から入るアレルギー物質をしっかりバリアでき、アレルギーの発症を抑えることができると言われている。

肌荒れが食物アレルギー発症の原因になる可能性

乳児に多い卵・乳製品・小麦などに含まれる抗原は、日常生活にあふれていて空気中にも含まれている。肌が健やかな状態で、バリア機能が働いていれば、病原菌などの異物が侵入することはない。しかし肌荒れ、湿疹、乾燥肌などになると、バリア機能が破れているため、そこからアレルゲンが侵入するなどして、アレルギー発症の原因になることがある・

スキンケアの3ヵ条

・清潔(洗う)・保湿(補う)・紫外線予防(守る)

朝・昼・夜のスキンケアタイム

  • 朝:寝汗を流し、しっかり保湿をする
  • 昼:日焼け対策を重視、口周りはそのつど清潔・保湿する
  • 夜:1日の汚れや汗をしっかり落とし、その後保湿する

保湿は「ワセリン」だけではダメなのか?

ワセリンは肌を保護するもの。ワセリンには水分が含まれていないため、浸透力がない。保湿をするならば、水分と保湿成分がバランスよく配合されたベビーローションで肌のすみずみまでしっかり水分と油分を浸透させ、その後にワセリンで保護すれば、肌のバリア機能は高まる。

ローションで保湿してワセリンで蓋をするイメージですね

この本を呼んで私が感じたこと

「0歳からのスキンケア」

それは親が子どもへ贈る、最初のプレゼント

友利新|子どもの肌の一生を決める0歳からのスキンケア|はじめに

冒頭の「はじめに」のタイトルです。この一文に著者の願いが込められていると思いました。無防備な赤ちゃんのお肌を守れるのはママパパだけなので守ってあげましょう!

私は最初のプレゼントは渡せたと胸を張って言えます!

ポイントであげた項目について、実践はできていたもののさまざまな所で学んだ知識であったため「どうして?」を説明はできない状況でした。

この本を呼んで今まで散らばっていた知識を整理することができ、これから第一子を迎えるママパパに自信を持って保湿の重要性を伝えることができると思います。

1歳を過ぎて活発に動くようになってからは、丁寧にスキンケアできなくなっていました。「大人と同じように肌に厚みができるのは2歳から」とのことで、ひとまず2歳まで保湿が大切という事なので、今回得た知識をプラスして引き続きスキンケアに力を入れていきたいと思いました。

私は今回この著者が手がけた保湿剤ではなくママ&キッズのベビーシリーズを愛用しています。

まとめ

ただでさえ忙しい0歳育児。一日何度もスキンケアや着替えは大変そうと思うかもしれませんが、結果的に食物アレルギーや肌トラブルが防止できれば、病院に行く時間的コストや身体的苦痛がないため赤ちゃんもママパパも笑顔で過ごせるので、子育てが楽になります。

これからママパパになる方に是非呼んでいただきたい一冊です。

ABOUT ME
mimi
mimi
育休延長中ブロガー
1歳の女の子を育てる30代の新米ママ。

鹿児島の離島に単身移住し、いつの間にか結婚出産育児中。
移住して4年、セカンド冷凍庫を買うかずっと悩みながら生活。

趣味は資格取得と猫のTNR活動とバイクツーリング。
娘ちゃんとタンデムツーリングが夢。

育児や離島生活、家計管理について発信中です!
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