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【育児本レビュー】フランス人の赤ちゃんは朝までひとりでぐっすり眠る|レロちひろ(著)

mimi
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当記事はレロちひろ著『フランス人の赤ちゃんは朝までひとりでぐっすり眠る』の書評です。

著者は沖縄出身の3児の母の日本人です。フランス人の旦那さんと結婚し、自身の育児の経験からフランス式育児アドバイザーとして活躍されています。

この本がオススメな方
  • 夜泣きや寝かしつけの悩みを解消したい
  • 親の時間や生活のゆとりを確保したい
  • 子どもに自立心を育んでほしい
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どんな本ですか?

「フランス式育児」は、一言でいうと「親と子が自立するメゾッド」です。

(中略)「ひとりで寝る」「生活リズムができる」など実践的なことから。親の子育てに対する姿勢や、親子関係、親自身の人生への向き合い方など色々な要素が含まれています。

つまり「フランス式育児とは、フランス人の育児方法から学ぶ親としての“育自”」と考えています。

フランス人の赤ちゃんは朝までひとりでぐっすり眠る|レロちひろ

親になると多くの人が悩まされるのが、子どもの寝かしつけ。「今の時期はしょうがない」「私は親だから我慢しなくちゃいけない」と悩まれる方にオススメしたいのが「フランス式育児」です。

フランスのアプローチは「待つこと」「リズムをつけること」が中心ですが、日本では「すぐに対応する」ことが多く、文化や考え方に違いがあります。

フランス式育児と日本の育児の違いは、親優先の育児であること。「日本では子どものためなら自分(親)が犠牲になってもしょうがない」と無意識に思っている人が多くいますが、フランス人は自分(親)の時間、ゆとり、暮らしを大切にします。

育児は親の心の余裕が最も大切です。そのための赤ちゃん・子どもが自分ひとりで寝床に入り、長時間眠るためのトレーニング方法が細かく紹介されてます。

ねんね以外にも食事や普段の関わりなどフランス式の対応方法が紹介され、「こんな考え方もあるんだ」とフランス式の良い部分を取り入れたくなる一冊です。

一言でまとめると、「親も子どももラクになるねんねメインのフランス式育児の参考書」です!

なぜこの本を選んだのか?

私は2023年10月に第一子を出産し1歳を迎えました。

出産前に「ねんトレ」を知り、自分の睡眠と自由時間を確保すべくねんねママさんのYouTubeを参考に新生児期からねんトレを実践しました。2ヶ月頃にはセルフねんねも習得。1歳すぎた今では親と寝室を別にして、朝まで10時間ぐっすり寝てくれています

寝かしつけなしで朝までよく寝てくれるので、自分の時間も確保することができています

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わが家では現在2人目の妊活をしています。

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2人目について意識した際に、いくつか不安が出てきました。

  • 2人の子どもをどう寝かしつけるのか?
  • 下の子が泣いて上の子が起きてしまわないか?
  • 長女は夫婦寝室と別室だが2人目ができたら部屋わりはどうしよう?
  • 夫が娘といつから一緒に寝るのか?と聞いてくる

何かきょうだいの寝かしつけのヒントがないか、また下の子もセルフねんねできるようねんトレの知識のおさらいをしておこうと思いこの本を手に取りました!

本のポイント

フランス式育児のメリット

  1. 夜泣きが減り、寝かしつけがラクになる
  2. 子どもが自分ひとりで長く眠るようになる
  3. 親の夜の時間が自由になり、負担が減る
  4. 自立する子どもに育ちやすくなる
  5. 親も個としての自分を大切にできるようになる

赤ちゃんに対する日本人とフランス人の認識の違い

(多くの日本人の傾向)赤ちゃん=無垢な存在
  • 赤ちゃんのときは何もできない
  • 手助けをして守ってあげるべき
  • なるべく泣かせない
  • 泣かないように先回り
(多くのフランス人の傾向)赤ちゃん=無知な存在
  • 赤ちゃんのときから学んでいくべき
  • 大人は赤ちゃんが学べる環境を整える
  • 泣いていても、学びの期間を考える
  • 泣いていたら、泣いている状態を観察してするべき判断をしてあげる

フランス人が子ども部屋を用意する3つの理由

フランス人は妊娠中から子ども部屋を用意し、0歳のうちから夫婦と別寝室が当たり前だそうです

  1. 子どもをひとりの人間として扱い、赤ちゃんといえどプライバシーを尊重している
  2. フランスでは夫婦やパートナーというカップルの関係を重視している
  3. フランス人は睡眠を大切にしており、そのための環境を重視している

赤ちゃんが泣いてもすぐに抱っこをしてはいけない

まず赤ちゃんが泣いたときにすることは「少し待つ」こと。

その待っている間に「赤ちゃんを観察」して、赤ちゃんが泣いている原因を把握し、それに必要な対応をする

ママの睡眠を確保するために赤ちゃんとは距離を取る

ママと赤ちゃんの寝床が一緒だと、どんなにママが熟睡しようとしても難しくなる。これは産後のホルモンの変化によるもので、赤ちゃんの小さな声でも反応して起きてしまうからである。日本では添い寝が一般的だが、添い寝しているママたちは慢性的な疲労が蓄積しやすい。

理想は別の部屋を用意することだが、たとえ寝室が一緒でもベビーベットやベビー布団に寝かせるなどして、ママは赤ちゃんと出来るだけ距離を取って休むようにする。

赤ちゃんに睡眠サイクルを獲得させる3つのポイント

  1. 赤ちゃんの「泣き」を見極める
  2. 赤ちゃんの睡眠サイクル学習の邪魔をしない
  3. 「赤ちゃんが学習している」という前向きなマインドで取り組む

この本を読んでの学び

子どが複数いる場合の寝室事情

本書では著者の3人の子どもの寝室事情について述べられていました。著者もそれぞれの部屋を用意するのは無理で、試行錯誤をしたようです。

具体的には第一子にはすぐに個室、第二子は11ヶ月までは夫婦の寝室にベビーベッドで寝かし、その後長女がいる部屋に移動。3人目も同じ流れでした。

その後は成長につれ、2人をダブルのマットレスに寝かしたり、2段ベットを活用したりして、子どもと親はなるべく距離を取るというスタンスでした。

わが家も個室はこれ以上作れないので、最初は夫婦の寝室に下の子を寝かせるといった形を取ろうと思います。

セルフねんねしてくれることで得られるメリットの再確認

私は第一子出産前からねんトレについてはYouTubeなどで勉強していたため、「少し待つ」姿勢などは取り入れられていたと思います。

産婦人科で働いていた期間もあり、新生児の泣き声には耐性があり、初めての子どもでしたが泣かせることに抵抗はあまりありませんでした。実家の家族や夫には「泣かしていてかわいそう」と言われることもあり、きっとこのように周りの理解が得らないことが「少し待つ」ができない原因なのだと思います。

第一子がセルフねんねを習得してくれたことで、自分の睡眠時間も自由時間も確保できています。この一年間ゆとりを持って育児をすることができました。

周りの理解が得られず悲しいこともありましたが、この本を読んで自身の対応に間違いはなかったのだと勇気づけられました。

まとめ

フランス式育児は、親の心の余裕を保ちながら、子どもに自然と「自分で眠る力」を身につけさせる方法です。夜泣きや寝かしつけに悩んでいる方は、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

ABOUT ME
mimi
mimi
育休延長中ブロガー
1歳の女の子を育てる30代の新米ママ。

鹿児島の離島に単身移住し、いつの間にか結婚出産育児中。
移住して4年、セカンド冷凍庫を買うかずっと悩みながら生活。

趣味は資格取得と猫のTNR活動とバイクツーリング。
娘ちゃんとタンデムツーリングが夢。

育児や離島生活、家計管理について発信中です!
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