【離島移住×キャリア転機】第二種電気工事士で広がった新しい生き方
看護職として働いた後、コロナ禍をきっかけに「自分らしい働き方」を探して離島へ移住しました。
職業訓練でWebデザインを学び、リモートワークに挑戦するなど、新しい働き方を模索していた私。
そんな中、島での暮らしを続けるために選んだのが「資格を活かす働き方」でした。
ここでは、まったくの未経験から第二種電気工事士を取得し、離島の発電所へ転職した私の体験をもとに、資格の概要や学習方法、そしてその後の人生の変化をお伝えします。
第二種電気工事士とは?

「第二種電気工事士」は、一般住宅や小規模店舗などの電気配線・器具の設置を行うための国家資格です。
資格を取得すると、照明器具やコンセントの取り付け・交換などを自分で行えるようになります。
引用元:一般財団法人 電気技術者試験センター「第二種電気工事士試験概要」
- 受験資格:特になし(誰でも受験可能)
- 試験時期:筆記試験(5月・10月頃)、技能試験(7月・12月頃)
- 受験料:筆記+技能 約9,300円(CBT方式導入後は変動あり)
- 合格率:筆記 約60〜70%、技能 約70〜80%
- 試験実施団体:一般財団法人 電気技術者試験センター
(https://www.shiken.or.jp/)
未経験者にも門戸が開かれており、「コスパの良い資格」として人気です。
実務に直結するうえ、電力・建設業などでは資格手当も支給されることが多く、安定したニーズがあります。
資格に興味を持ったきっかけ
私はもともと看護職として働いていましたが、コロナ禍前に退職。
その後、コロナ禍に入り「テレワークで働ける仕事に挑戦したい」と思い、職業訓練で6ヶ月間Webデザインを学び、2021年5月に離島のWebデザイナー求人をきっかけに移住しました。

テレビも娯楽も少ない島の暮らしは、思いのほか健康的で穏やか。
夜更かしも減り、余暇時間にFPや簿記などお金の勉強を始めたのもこの頃です。
移住から半年ほど経った頃、島内での次の働き方を考え始めていた時に、ふと見かけた島の発電所の過去求人。
そこには「危険物取扱者乙4で月3,000円」「第二種電気工事士で月10,000円の資格手当」と書かれており、「電気工事士ってどんな資格だろう?」と興味を持ちました。
電気工事士との出会いと勉強方法
調べてみると、受験資格が不要で、国家資格の中では挑戦しやすいと分かり、勢いのまま2021年9月に申請。
筆記試験の1ヶ月前にようやく勉強を始め、『ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すい〜っと合格』という一冊で集中学習しました。
そして10月の筆記試験に合格。
続く12月の実技試験では、Amazonで「ホーザン工具+電線1回分セット」を購入し、YouTube「電工試験の虎_ホーザン」を見ながら自宅練習を重ねました。
特に苦手な作業だけを何度も繰り返し、配線チェッカーで通電を確認できた時の達成感は忘れられません。


配線チェッカーは試験には持ち込めませんが練習のモチベーションアップや配線の正誤確認になりますのでオススメです!


こちらの「合格クリップ」は試験に持ち込むことができ、とても役立ちました!
結果、無事に筆記・技能ともに一発合格!
まったくの異業種からでも努力次第で取れる資格だと実感しました。

資格試験料+テキスト+工具+練習用電線等で合計5万ほど(私の場合はプラス渡航費と宿泊費とそのための連休が必要)かかるので、絶対に1回で受からなければ!と頑張れましたw
転職とキャリアの広がり
翌年2022年5月、ちょうど発電所で欠員が出て求人が再開。
女性としては初の応募者でしたが、電気工事士と危険物乙4の資格を評価され、採用されました。
ちなみにこの「危険物乙4」は、高校(工業高校デザイン科)時代に希望して受験したもので、3年かけて取得した資格。
さらに、看護学校卒業後に放送大学で大卒資格を取得していたため、基本給も2万円アップ。
資格手当(電気工事士+危険物)で月1万3,000円が加算され、「資格って本当に強い!」と実感した瞬間でした。
人生の転機と、今の思い

発電所での勤務を続ける中で、2023年3月に結婚、10月に第一子を出産。
その後産休・育休を取得し、2025年10月に第二子を妊娠したことを機に退職となりました。
(理由:離島では保育園の空きが少なく、夜勤もある職場のため復帰が難しかったため)
現在は育児中心の生活ですが、資格を通じて得た知識と経験は確かな自信になっています。
「自分には資格がある」「どこでも働けるスキルがある」と思えることで、島内でも島外でも生き方に選択肢がある――そう感じています。
まとめ:資格は、選択肢を広げる「未来の保険」
第二種電気工事士との出会いは、まったくの異業種からの挑戦でした。
でもその一歩が、離島での生活を続けるきっかけになり、自信とキャリアの広がりをもたらしてくれました。
育児で仕事を離れている今も、
「またいつでも働ける」
「次は何を学ぼうか」と前向きに考えられるのは、資格で得た学びの力があるから。
これからも、学び続ける人生を大切にしていきたいと思います。

