【里帰り出産】香川医大への分娩予約、2年前と状況が違った話|離島からの体験談
離島からの里帰り出産で気づいた、分娩予約の“落とし穴”と早めの確認の大切さ(2026年2月予定日)
離島での妊娠生活は、病院までの距離や天候など、少しの判断が大きな影響を及ぼします。
私は現在、鹿児島の離島で暮らしており、2026年2月23日が第二子の予定日。今回も第一子と同じく、香川県の香川大学医学部附属病院(香川医大)で里帰り出産を予定しています。



普段は離島からフェリーで片道5時間以上かけて鹿児島本土の産婦人科で妊婦健診を受けており、12月22日の年末最後の妊婦健診後に紹介状を受け取り、そのまま家族で香川へ帰省する段取りで準備していました。しかし、思いがけない事態があり、急きょ自分で医大への連絡と予約手続きが必要になりました。
同じように里帰り出産を考えている方に向けて、「早めの連絡の大切さ」を共有したいと思い、今回まとめています。
第一子の記憶─「34週までに受診すれば大丈夫」の安心感
大病院は分娩予約を取らない?当時の意外な答え
現在2歳すぎの第一子も香川医大で出産しました。(2023年10月出産)
当時は初期の段階で「分娩予約は必要ですか?」と確認したところ、
「分娩予約は取っていません。紹介状を持って34週までに受診すれば大丈夫です」
と言われました。
産婦人科クリニック勤務歴がある私は、
“分娩予約は初期に取るもの”
というイメージが強かったため、大きな病院の仕組みに驚いたのを今でも覚えています。
その記憶もあって、今回も 「紹介状があれば受診できる」 と考えていました。
実は本来の予約方法は“病院同士のFAX”だった
患者本人が直接予約しない仕組みに驚き
香川医大の紹介患者の予約は、患者本人が直接予約を取るのではなく、
- 現在通院している病院(鹿児島) → 医大の地域連携センターへFAX
- 患者が提示した複数の希望日を元に調整
- 地域連携センター → 元の病院へFAXで予約票返送
- 次回の健診で患者が予約票を受け取る
という流れで行われるそうです。
私はこの流れを知らず、
「最終の健診で紹介状が出たら、そのまま鹿児島の病院が医大にFAXしてくれるだろう」
と思っていました。
念のため電話して分かった「年末年始は枠が埋まりやすい」現実
総合地域連携センターが鹿児島の病院へ直接連絡してくれた
しかし今回は年末年始も挟むこともあり、ふと不安になり 12月8日に医大の総合地域連携センターへ電話しました。
すると担当の方から、
「年始の受診になると予約が埋まってしまう可能性が高いです」
との返答。
さらに、私が個人で問い合わせたことに気づいた担当者の方が、
その場で現在通院中の鹿児島の産婦人科に直接電話して現状確認をしてくれたそうです。
その結果、
「年内に鹿児島で紹介状を受け取る → FAX → 年明けの受診」
という本来の流れでは間に合わない可能性が高いことが分かり、
急遽、私自身が先に予約手続きを進めることになりました。
34週2日の一枠だけ…年明けの予約状況にヒヤリ
上の子を預ける調整もあり早めの手続きが必須
香川医大はとても混み合う病院で、妊婦健診は会計まで体感4〜5時間かかります。
第一子を預かってもらう都合もあり曜日の希望があったのですが、
年明けの予約枠はすでにほぼ埋まっていて、
受診できるのは 妊娠34週2日の一枠のみ。
ややギリギリに感じ不安でしたが、確認すると
「34週2日なら問題ありませんよ」
とOKをいただき、一安心しました。
もし12月8日に問い合わせていなければ、
紹介状を持っても予約が取れず受診時期が遅れる可能性もあったと思います。
今回の教訓─里帰り先の病院には“早めの連絡”が安心につながる
今回痛感したことは、
- 数年前と病院の運用状況は変わっている
- 年末年始や曜日希望が絡むと受診枠は早く埋まる
- 大きな病院は紹介患者が増え、予約がタイト
- 離島や遠方の場合は特に早めの調整が必須
- 「病院間のFAX手続き」が前提のところも多い
ということ。
第一子と同じ病院だったため油断していましたが、
“同じだから大丈夫”ではないと学びました。
念のための一本の電話が、結果的に大きなトラブル回避につながったと思います。
これから里帰り出産を控える方、ぜひ早めの確認をおすすめします。




